「居場所と出番を作る」
Support for Woman's Happines(SWH)の代表として活動しています。2017年にラオスで障がい当事者のメンバーたちと障がい作業所ソンパオを立ち上げました。2020年3月現在28名の障がい当事者が暮らし、働く場になっています。
きっかけは「障がいがあっても最低賃金をもらえるような作業所を一緒に作ってほしい」というオファーでした。ラオスでは障がいがあると働ける場所がなかなか見つかりません。加えて教育を受けられる機会も少ないです。
そこで寮兼作業場にできる物件をSWHで賃貸し、「居場所」として作業所をスタートしました。何もない所から始めたので、手探りの日々。
◆日本の企業さんからお仕事をもらって工賃収入を得る事
◆ラオスお土産の開発と指導を行い、ラオスに残せる製品を作る事
を必死に行ってきた2017、2018年でした。
ソンパオのメンバーの障がいの種類は様々ですから、何ができて、何が得意かを見極めながら伸ばしていきます。「出番」をしっかり作る事で、活き活きと暮らしていけるように。これまで家族に補助される毎日だった彼らが、少しずつ、実家に仕送りをできるようになっていきました。
「大所帯を支える大変さ」
とはいえ、25名以上のメンバーが所属するとなると、その生活を支えるのは並大抵のことではありません。食べていくのがぎりぎりの月もあり、SWHとして本当に申し訳なく情けない思いを沢山しました。これだけの人数がいるのだから「圧倒的に仕事が足りない」わけです。
このままではソンパオのリーダーが倒れてしまう・・・ここが解散してしまったらこの子達は行くところがあるのだろうか・・・
そう思っていた時に、岡田美幸さんはじめ御殿場の皆さんから支え愛プロジェクトのご提案を頂きました。
ラオスの子たちは意欲は高いけども仕事が不足している、御殿場の子たちは環境は整っているけども生きる活力を欲している。互いに支え合いながら雇用を創出し、守り、伸ばしていく仕組みづくりを作っていこうと言っていただきました。
日本のプロジェクトに関わる事で、ソンパオのメンバーのリーダー意識も伸ばしていけると思います。双方にとって力を活かせるプロジェクトにしていきたいです。
石原ゆり奈(いしはら ゆりな)
大学在学中に国際支援に携わり、2009年から団体として本格的に途上国の学校建設支援活動をスタート。その後、対象支援がネパールとラオスの2か国に。 2011年特定非営利活動法人国際学校建設支援協会設立。代表理事として、日本の大学生ボランティアの教育や組織運営にあたる。 教育の現場を回っている中で、建物をサポートしても女性と障がい者が教育の機会にめぐまれていない事に気づき、こういった人々が生きていくためのプロジェクトを模索。
2017年、Support for Woman's Happines設立。障がい当事者女性と共にラオスで障がい作業所をオープン。
福岡雙葉高等学校卒 上智大学文学部社会学科卒
第28回人間力大賞 文部科学大臣奨励賞 商工会議所奨励賞 受賞
デザインを担当したFranMuanのレンテンシリーズがソーシャルプロダクツアワード2020のソーシャルプロダクツ賞を受賞
2020年 ジャパンSDGSアワード外務大臣賞 受賞
御殿場ささえ愛プロジェクト
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